ちひさき鳥日記

出会った野鳥について発信しています♪『ピーターラビットの世界』のドールハウスを作っています。

ホオジロの幼鳥の紹介と似ている鳥との見分け方

 

 

ホオジロはスズメに似た茶色の小さな鳥。

河原でスズメだと思って見ている野鳥は
実はホオジロであることが多いくらいメジャーな小鳥です。

 

今回の記事はホオジロについて、生態や似ている鳥、幼鳥について見ていきたいと思います。

 

 

 

 

ホオジロ(雄)成鳥

 (スズメ目ホオジロ科)  
全長約17㎝ <生息地> 草原 森林
主な食べ物 : 種子 昆虫
 
 
 
 
鳴き声は地鳴きがチチッチチチ⤵️と最後のチだけ半音下がるような声で鳴きます。さえずりは聞き做しが有名で『一筆啓上仕り候』と言ってるように聞こえます。
 
 
夏羽と冬羽の違いは過眼線、耳羽の色で区別します。

黒ければ夏羽褐色が入っていれば冬羽です。
 
 
 

ホオジロ(雌)成鳥

雌の方が全体的に淡い色ですね。顔の模様が薄い茶色だと雌です。

 

 

 

ではここから幼鳥を見てみましょう。

ホオジロ 幼鳥

幼鳥(雄雌不明)

 

ちょうど胸からお腹にかけて換羽中です。
まだら模様の下からオレンジの羽毛が生えてきています。

 

暑いので日陰で休んでいました。

 

 

草地に降りたときに後ろ姿を撮ったら幼鳥とはいえしっかりホオジロでした。

こうしてみると雌っぽいですね。

 

ホオジロ 幼鳥 (雄)

第一回換羽中の幼鳥です。

 

まだ警戒心が少なくてこちらを見ながら近くをちょこちょこしています。

 

 

 

 

ホオジロ 幼鳥 (雌)

 

同じ草の中に雌の幼鳥もいました。

このくらいになると雄雌がはっきりわかりますね。

 

 

 

 

 

ホオジロに似ている鳥

カシラダカ

ホオジロ雌と似ているのがカシラダカです。

冠羽が立っているとわかりやすいですね。鳴き声も似ています。

 

冠羽は立っていない時もあり、
こんな感じで群れているので遠めだと見分けるのが難しいです。

←矢印のホオジロ以外はカシラダカです。

 

ホオジロの特徴


留鳥
・冠羽はない
・胸からお腹の色が茶褐色
・嘴が鉛色 
・腰は茶褐色 模様なし
・尾羽が長め 

 

・冬鳥
・冠羽がある
・首から脇にウロコ模様 お腹は白い
・嘴が肉色
・腰に茶色のウロコ模様がある
・尾羽が短め

 

 

オオジュリン

オオジュリン(雌)も似ています。

お腹の色がホオジロは茶褐色の一色、オオジュリンは白に縞模様があります。

足の指色が黒いです。

嘴の形がオオジュリンの方が丸くおちょぼ口です。

 

・冬鳥
・冠羽なし
・お腹は白で茶色の縞模様
・嘴が小さい
・足の全体は肉色 足指が黒色

 

見慣れてくるとシルエットや雰囲気で見分けられます。

 

 

これからの季節、冬鳥がやって来ます。

ホオジロを見かけたときは他の鳥さんとも見比べて楽しんでみてくださいね!