毎年8月、ブドウの実に色がつき始める頃我が家のぶどうの木にハクビシンがやってきます。毎晩通い、だいたい9月には食べ終わります。
初めて来たのは6~7年前、私はまだここに住んでいなくて当時住んでいた母が『夜になると誰かがブドウを食べてる』と言い出し母は人が食べた跡だと言い、私は猿だと思っていました。
猿がわざわざ皮を残すのかなという疑念もありましたが
このブドウは※ 種なしの処理 をしていないので人が食べたなら種を出すかなと思いました。
※ブドウの花が咲く前と後の2回房ごと「ジベレリン液』に浸けます
それから数年後自分がここに住むようになり気になったので2年前にトレイルカメラをつけてみたところ犯人がしっかり写っていまして
ハクビシンでした。
そして今年もやってきました。
暗闇に光る二つの目
来る時間はバラバラで夕方〜朝までに1日に2回来る日もあります。
昨年は人間用のブドウに袋をかけて網をしておけば食べなかったのに今年は袋が破られていたり、ブドウが青いうちから食べていたり食べ物が少ないのかなと思っていたらどうやら2匹来ていたようです。
奥にも目が光っています。
8月下旬、ブドウの木の中にアシナガバチの引越し隊が10〜20匹固まっていてハクビシンもその周りのブドウだけ食べずに残していたので蜂が危険なことを知っているようでした。
しかしそれから2〜3日して他のブドウを食べ尽くし、ついに蜂のすぐ横の房も食べていました。アシナガバチが大人しい蜂(雄のアシナガバチ?)だとわかったようです。そしてハクビシンが蜂を食べないことがわかりました。
ハクビシンの観察もナイトサファリみたいで楽しいし、ブドウ栽培も趣味のことなので獣害というほどでも無いのですが、鳥の卵や鳥に対しても天敵のようなのでこれ以上増えるとか獣害となるようなことがないようにしていきたいです。