この記事ではシジュウカラ科の中で一番小さくて可愛いヒガラについて書いています。
ヒガラ
ヒガラはシジュウカラ科の中で一番小さく全長は約11㎝です。
オスメスは同色で下嘴から喉に黒い前掛けのような模様があり、頭には短い冠羽があります。
主な食べ物はクモなどの昆虫、種子など。
生息地は山地〜亜高山(標高1600m〜2400m)の針葉樹林や針広混交林で、ここの観察地点は標高約400mの松林でした。東海地方では標高をあげないとあまり見られない鳥です。
シジュウカラ・コガラ・ヒガラの見分け方
正面から観察できる場合は嘴の下のネクタイや前掛けで識別できます。
シジュウカラとヒガラの比較画像
後ろ姿の時は翼帯の有無と、シジュウカラの背の黄色やヒガラの白い後頭部を見ます。
シジュウカラの翼帯は1本、ヒガラは2本あります。
ヒガラはシジュウカラやコガラと色柄が似ていますが、それらより一回り小さくよく動くので、混群の中で探す時はどちらかというとエナガやメジロとのシルエットの違いを見て探しています。
ここで見た混群のメンバー表
ヤマガラ『ツツピー』『ニーニーニー』
シジュウカラ『ツツピーツツピー』
エナガ『チッチュッ』『チュリリリ』
ヒガラ『ツピツピ』
メジロ『チーチー』
コゲラ『ギ~』
先頭はヤマガラでこの群れを率いているようです。その後をシジュウカラ、エナガと続き最後にコゲラが『ギ〜』と鳴きながらついて行っていました。移動中はジョウビタキも一緒にいました。
ヒガラの正面
この子は松かさをつついて頭に粉をかぶっていました。
ヒガラの可愛さの理由の一つに小ちゃな冠羽が立っていることがあると思うのですが、以前見たヤマガラにも冠羽のようなトンガリがありました。
カラ類はみんな可愛いですね。
参考♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)
識別はこちらの2冊を参考にしています。
識別のポイントが写真付きで紹介されているためとてもわかりやすくオススメです。
こども向けですが大人も楽しめます。