ちひさき鳥日記

低山を登っています。山と野鳥について発信しています♪

メボソムシクイ・センダイムシクイ ・エゾムシクイと留鳥 ウグイスとの違い

今週はメボソムシクイを撮影しました。

地鳴きもせず ただ虫を追いかけていたムシクイですので識別が誤っているかもしれません。オオムシクイの可能性もありますがわかりませんでした。

 

 

【公式】トリップアドバイザー

 

メボソムシクイ

夏鳥 (スズメ目ムシクイ科) 
全長約13㎝ <生息地>針葉樹林 森林
主な食べ物 : 昆虫
 

 

下嘴 黄褐色 先端に暗色部あり 
体色 褐色味のある暗緑色 腹部は緑黄色
翼帯 白で1〜2本
黄褐色
囀り : ジョリジョリジョリジョリ
 
 



虫を追って枝から枝へ。

 

腹部が黄味がかっていました。

 

 

 

 

エゾムシクイ

夏鳥 (スズメ目ムシクイ科) 
全長約12㎝ <生息地> 森林
主な食べ物 : 昆虫

 

下嘴 肉色で先端に暗色部あり 
体色 オリーブ褐色 腹部は白っぽい
翼帯 白 2本
足 ピンク
囀り: ヒーツーチー
 

嘴と足の色からエゾムシクイと判断しました。

メボソムシクイにも見えますがやや褐色味があります。

 

 

センダイムシクイ 

夏鳥 (スズメ目ムシクイ科) 
全長約13㎝ <生息地> 森林
主な食べ物 : 昆虫

 
 下嘴 オレンジ 暗色部はなし・頭央線がある
 体色 オリーブ色 腹部は白っぽい
翼帯 白 1〜2本
 囀り :  ちよちよぴー

 

 

 下嘴がオレンジなことからセンダイムシクイと識別しました。

センダイムシクイは春先からよく出会います。その際はさえずりでわかります。

 

 

ウグイス

留鳥 (スズメ目ウグイス科) 
全長約雌 : 14㎝  雄 : 16㎝ <生息地> 林・森林
主な食べ物 : 昆虫

 
ウグイスとムシクイは姿も似ていて さらに生息する場所も似ているので識別に悩みます。
違いといえば上記のムシクイ科は夏鳥ですがウグイスは留鳥です。
ウグイスは春から夏にかけてよくさえずるので その頃に見慣れておくとムシクイと出会った時に役立ちます。

 

下嘴 黄色っぽく先端に暗色部あり
体色 背は茶褐色 腹は薄いグレー、脇腹は薄茶
翼帯 なし
足 ピンク
尾羽 茶褐色で長い
囀り ホーホケキョ
 
 

春にさえずっているのはムシクイより少し大きめの雄です。
 
 
以上がメボソムシクイ・センダイムシクイ ・エゾムシクイとウグイスとの違い でした。

 

〜先週の散策でのこと〜

水浴び中のエナガを撮影していたら隠れていた木の枝に 水浴び後の濡れた野鳥がとまり羽繕いを始めました。私との距離は60㎝ほど。腕を伸ばしたら掴めてしまう距離です。

いつも肩に乗せてる我が家のインコの半分かもっと小さくて、多分ムシクイだったのですが近すぎてこちらが緊張し観察どころではありません。そこへエナガもやって来て『え??人いるけど??』って顔してすぐ飛んでしまい そのエナガに続いてムシクイも行ってしまいました。
すごく小さくてフワフワしていて、とても厳しい自然界で渡りをするような姿ではなかったです。レンズの最短撮影距離が2mなので撮影はできませんでした。その前にカメラを向けたら驚いて逃げてしまいますね。

できることならムシクイはどんな香りがするのか嗅がせて欲しかったなと思いながら帰りました。

その時の水浴び中のエナガです。

 

 

 

 

参考
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)

♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版

 

 

図柄が大きくて見やすいので最初に買った図鑑です。子供向けながら大人でも見て読んで楽しめます。

 

 

ホオジロの識別のために購入しました。野鳥観察に慣れてきたらこの図鑑を読むとさらに深く楽しめます。