ちひさき鳥日記

出会った野鳥について発信しています♪『ピーターラビットの世界』のドールハウスを作っています。

幸せの青い鳥・イソヒヨドリ

 

今回の記事は幸せの青い鳥

イソヒヨドリについて。

上半身が鮮やかな青、お腹から下は煉瓦色をした綺麗な鳥を見たことはありますか?

その鳥は本来は磯に生息しているはずなのに、ここ数年内陸への進出が話題になっているイソヒヨドリです。都市に順応してマンションや立体駐車場で子育てしているらしいのです。

私はこの鳥に会いたくて一年前に海までドライブし撮影してきたのですが、なんとその数ヶ月後家の前に出現したのでした。

そしてその後 我が家の庭に二羽のイソヒヨドリがやって来るようになりました。さらに最近は幼鳥も来るようになり驚いています。
今のところ この辺りで見かけるのはペアの雄雌と幼鳥2羽、7キロ先にあるスーパーでたまに見かけるくらいですが、これから少しずつ増えていくのかもしれませんね。

 

それではイソヒヨドリとはどんな鳥なのか見ていきましょう。

 

イソヒヨドリ (雄)

留鳥(スズメ目ヒタキ科)  全長約26㎝ <生息地> 海岸 市街地 
主な食べ物 : 昆虫

 
磯に住むヒヨドリに似た鳥から名付けられました。この辺りで見る限りには見たこと無い色なので家の前で発見した時は驚きました。飛んでいても とまっていても、緑の中でも目立つんですよね。
観察していると尾羽の動き、目の形がヒタキっぽいです。幸せの青い鳥と呼ばれているのはおそらく色の濃いオスの方ですね。

雄と雌の見分け方
 
は頭から背中全体がコバルトブルー、腹部は赤茶色です。
 
は全体がグレーで背は光の当たり方によって青く見えます。腹部は茶色がかったウロコ模様をしています。
 

イソヒヨドリ(雌)


この子は光の加減なのか特に青みが強い雌でした。
雄に比べると地味に見えますが薄青の羽模様が綺麗ですよね。
 
 
 

イソヒヨドリの子育て

つがいになったイソヒヨドリは5月頃、藁や木の枝で巣を作ります。雌は5〜6個の卵を産んで1ヶ月ほどで巣立ちを迎えます。
巣立ち後は親鳥がそれぞれ2〜3羽の雛を担当し別々に育てます。
 
 

我が家の物置にヒヨドリが巣を作っていましたが、もしかしたら近くにイソヒヨドリもいたのかもしれません。
最初見つけた時は幼鳥一羽で物置き小屋の中にいました。ヒヨドリかと思ったらウロコ模様が見えてアレは一体何の鳥だろうとカメラを取りに行きました。
 

8月2日 撮影 イソヒヨドリの幼鳥 雄雌不明

調べた結果イソヒヨドリで間違いなさそうです。巣立ち後数日くらいの幼鳥ですよね。
8月にこの大きさということは今期2回目の産卵で生まれた雛でしょうか。羽毛は全体に茶色く嘴のふちに黄色が残っています。もうすでに飛べますが、自分で餌を捕ることは出来ないようです。この時点では見た目からの雄雌の判断はできませんね。

その後観察していると2週間くらいはご近所の御宅のアンテナに止まる3羽を見かけたり遠くの電線にとまっているのを確認しました。かなり飛べるようになっているので餌を求めて行動範囲が広がっています。

18日後、また庭の前まで来ました。
この日は何か虫をくわえています。自分で餌を捕れるようになったのを見せてくれたのかな。

8月20日 昆虫を捕まえたイソヒヨドリ幼鳥 雌
 

 

親鳥も近くで採食していてさらに近くにももう一羽、この子はお腹あたりが赤くなり始めているので雄の幼鳥ですね。
 

8月20日 暑いので日陰で口を開けて体温調節をしています。暑いよね〜。

鳥は暑さに強いと言われていますが、それでも真夏に野鳥を観察しているとよく口を開けっぱなしにして休んでいます。
*鳥は汗をかかないため暑いときは口を開けて熱を放出するか羽毛のない足を冷やします。

室内飼いの我が家のインコでも口を開けるほど暑くはなったことがないですが夏の時期は頻繁に水浴びをしています。
 
 
じっと観察していたら雌の幼鳥も近くまで来てくれました。よく見ると腹部あたりの鱗模様の羽がしっかり生えています。

イソヒヨドリ留鳥ですので、このまま成長を観察できる可能性があります。ただ成鳥になると親鳥との縄張り争いになってしまうので、もしかしたら新しい自分の縄張りを探しにここを離れてしまうかもしれません。
 

 

イソヒヨドリのまとめ

・ 全国に生息している留鳥。北海道では夏鳥

・食べ物は主に昆虫、磯ではフナムシなどの甲殻類

は鮮やかなコバルトブルーと赤茶のお腹。

は薄いブルーグレー、日の当たり方で青く見える。

・さえずりは長く複雑で美しい声。

・以前は海岸など磯で暮らしていたが近年内陸へ進出している。

・巣立ちは卵を産んでから約1ヶ月。その後は雄親、雌親が別々に雛2〜3羽を連れて子育てをする。

・幼鳥の雄雌は羽が生え変わる頃(生後1ヶ月頃)から色で見分けができる。
 
以上がイソヒヨドリについてでした。
 
都市部や内陸にも生息域を広げている青い鳥、見た目も美しく目にとまるので見つけやすい野鳥です。綺麗な声が聞こえてきたらぜひ探してみてくださいね!

*暑い日の野鳥観察におは熱中症対策をしてお出かけくださいね*
飲み物を忘れずに!服装は帽子にできれば長袖長ズボンで、足首などなるべく肌を出さないようにしましょう。虫除けスプレーも効果的です。
 
 
 

参考 : 新版 鳥 恐竜の子孫たち (小学館の図鑑・NEO)