今回の記事は幸せの青い鳥
イソヒヨドリについて。
上半身が鮮やかな青、お腹から下は煉瓦色をした綺麗な鳥を見たことはありますか?
その鳥は本来は磯に生息しているはずなのに、ここ数年内陸への進出が話題になっているイソヒヨドリです。都市に順応してマンションや立体駐車場で子育てしているらしいのです。
私はこの鳥に会いたくて一年前に海までドライブし撮影してきたのですが、なんとその数ヶ月後家の前に出現したのでした。
そしてその後 我が家の庭に二羽のイソヒヨドリがやって来るようになりました。さらに最近は幼鳥も来るようになり驚いています。
イソヒヨドリ (雄)
留鳥(スズメ目ヒタキ科) 全長約26㎝ <生息地> 海岸 市街地
主な食べ物 : 昆虫
雄と雌の見分け方
雄は頭から背中全体がコバルトブルー、腹部は赤茶色です。
雌は全体がグレーで背は光の当たり方によって青く見えます。腹部は茶色がかったウロコ模様をしています。
雄に比べると地味に見えますが薄青の羽模様が綺麗です。
イソヒヨドリの子育て
巣立ち後我が家の薪置き場にやって来たイソヒヨドリの幼鳥です。
親鳥がエサを運んで来るのを日陰で待っています。
イソヒヨドリ 幼鳥
8月2日 撮影 イソヒヨドリの幼鳥 雄雌不明
巣立ち後数日くらいの幼鳥です。
羽毛は全体に茶色く嘴のふちに黄色が残っています。もうすでに飛べますが、自分で餌を捕ることは出来ないようです。この時点では見た目からの雄雌の判断はできません。
その後観察していると2週間くらいはご近所の御宅のアンテナに止まる3羽を見かけたり遠くの電線にとまっているのを確認しました。かなり飛べるようになっているので餌を求めて行動範囲が広がっています。
18日後、また庭の前まで来ました。
この日は何か虫をくわえています。
親鳥も近くで採食していてさらに近くにももう一羽、この子はお腹あたりが赤くなり始めているので雄の幼鳥です。
8月20日 暑いので日陰で口を開けて体温調節をしています。
鳥は暑さに強いと言われていますが、それでも真夏に野鳥を観察しているとよく口を開けて休んでいます。*鳥は汗をかかないため暑いときは口を開けて熱を放出するか羽毛のない足を冷やします。
じっと観察していたら雌の幼鳥も近くまで来てくれました。よく見ると腹部あたりの鱗模様の羽がしっかり生えています。
イソヒヨドリのまとめ
・ 全国に生息している留鳥。北海道では夏鳥。
・食べ物は主に昆虫、磯ではフナムシなどの甲殻類。
・雄は鮮やかなコバルトブルーと赤茶のお腹。
・雌は薄いブルーグレー、日の当たり方で青く見える。
・さえずりは長く複雑で美しい声。
・以前は海岸など磯で暮らしていたが近年内陸へ進出している。
・巣立ちは卵を産んでから約1ヶ月。その後は雄親、雌親が別々に雛2〜3羽を連れて子育てをする。
・幼鳥の雄雌は羽が生え変わる頃(生後1ヶ月頃)から色で見分けができる。
・食べ物は主に昆虫、磯ではフナムシなどの甲殻類。
・雄は鮮やかなコバルトブルーと赤茶のお腹。
・雌は薄いブルーグレー、日の当たり方で青く見える。
・さえずりは長く複雑で美しい声。
・以前は海岸など磯で暮らしていたが近年内陸へ進出している。
・巣立ちは卵を産んでから約1ヶ月。その後は雄親、雌親が別々に雛2〜3羽を連れて子育てをする。
・幼鳥の雄雌は羽が生え変わる頃(生後1ヶ月頃)から色で見分けができる。
以上がイソヒヨドリについてでした。
都市部や内陸にも生息域を広げている青い鳥、見た目も美しく目にとまるので見つけやすい野鳥です。綺麗な声が聞こえてきたらぜひ探してみてくださいね!
*暑い日の野鳥観察におは熱中症対策をしてお出かけください*
飲み物を忘れずに!服装は帽子にできれば長袖長ズボンで、足首などなるべく肌を出さないようにしましょう。虫除けスプレーも効果的です。
参考 :