ちひさき鳥日記

低山を登っています。山と野鳥について発信しています♪

大きな嘴が特徴のアトリ科の鳥・シメ とイカル

 

 

アトリ科の中でも大きな嘴を持つシメ とイカル 。見た目に似ている点があるだけでなく冬季の過ごし方や食べ物にも共通するところがあります。この記事ではこの二種の特徴について書いています。

 

 

 

 

 

 

シメ

冬鳥 
(スズメ目アトリ科) 全長約18㎝  <生息地 > 公園 森林
主な食べ物 : 種子 昆虫
 

夏の間は北海道で過ごし本州には冬鳥としてやってきます。

とても個性的なお顔をしていますね、硬い木の実を割って食べるため大きな嘴を持っています。私が観察した時はエゴの実をパキパキと簡単に割って食べていました。
全長約18㎝でスズメより少し大きいくらいです。丸い体型をしていて体重は約50g、スズメの体重は約24gなので倍の重さです。ちょうどコザクラインコくらいの体型です。
 
は目の周りが黒く、は全体が淡い色合いで目の周りは茶色です。

 
シメの雄・雌の比較画像

夏羽の雄(左)・雌(右)4月中旬に撮影

 

        

夏羽と冬羽の違いは羽の色は同じで嘴の色が変わります。夏は鉛色で冬は肉色になります。上の画像は4月に撮影しましたがすでに嘴が鉛色になっていました。
 
 
 
シメ  (雄) 冬羽

 

 

シメ ( 雌) 冬羽
 

私のよく行くフィールドでは、冬期は基本的に単独行動をしています。春先になると群れの鳥に混ざっていることがあります。イカルの群れにいるのを何度か見ましたし、カシラダカやミヤマホオジロにと一緒に採食していたこともありました。
しかし別のフィールドで観察した時はシメだけの10羽前後の群れができていました。観察地によって違うようです。

 シメ の特徴
冬鳥としてやってくる
(雄)目の周りの黒い
(雌)全体的に薄い茶色で目の周りが濃いめの茶色
夏羽は嘴が鉛色、冬羽は嘴が肉色
基本は単独行動 イカルの群れに混ざっていることもある
 
 
 
 
 

イカ

留鳥 
(スズメ目アトリ科) 全長約23㎝  <生息地>市街地 公園 森林 
主な食べ物 : 種子 昆虫


 

黄色く 大きな嘴が特徴のイカルです。留鳥ですが冬は平地で過ごし、夏になると山地へ行って繁殖するため夏はいつもの観察地では見られません。
食べ物は主に木の実で大きな嘴で堅い木の実を回しながら殻をポロポロと出して器用に食べていきます。私がイカルを見つける時は木の実を割る音で見つけています。ゴンズイの実やハゼの実、ツルウメモドキの実を食べていたのを確認しました。

イカルもまた尾羽が短く、ずんぐりとした体型で愛嬌がありますね。頭と翼の先や尾羽の黒い部分は日に当たると濃紺に光り、翼や腰の青色が際立って後ろ姿が特に美しい野鳥です。鳴き声もまた美しくキコーキコー、チャッチャッと鳴きます。

 

雄雌は同色で見た目では区別はつきません。

 

夏羽と冬羽はシメ と同様に嘴の色が変わります。と言ってもシメほどの変化はなく嘴の基部が夏は青くなり冬は白っぽくなります。

 

 

イカル (夏羽)

 

 

 イカルの特徴
留鳥、夏は山地で繁殖し冬は平地に降りてくる
雄雌は同色
夏羽は嘴の基部が青く冬羽は白くなる
数羽〜数十羽の群れで行動する
食べ物:ゴンズイの実 ハゼの実 ツルウメモドキ
 
 
 
 
以上が大きな嘴が特徴のアトリ科の鳥*シメとイカでした。愛嬌のあるお顔でまあるい体型、観察を続けていくうちにどんどん可愛く思えてくる魅力のある鳥です。
 
 
 

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