ちひさき鳥日記

山と野鳥について発信しています♪

コサメビタキとエゾビタキ


この記事は夏鳥コサメビタキ 旅鳥のエゾビタキについて書いています。

 
 

 コサメビタキ・エゾビタキ の比較画像  

左がコサメビタキ、右がエゾビタキです。

 

コサメビタキの特徴

・12〜13㎝
・嘴の基部が黄色
・薄い顎線がある
・腹部が白っぽく薄い斑紋がある
・初列風切が(エゾビタキより)短め
・下尾筒が無班
夏鳥で4月〜10月頃まで見られる
 
エゾビタキ の特徴
・13〜14㎝
・嘴の基部の黄色部分が狭い、もしくは黒い
・顎線がある
・腹部に縦縞
・初列風切が(コサメビタキより)長め
・下尾筒が無班
旅鳥で秋によく出会う
 
 

コサメビタキはお腹が白いのでわかりやすいですね。

ですがコサメビタキでも模様の入った個体がいます。

コサメビタキ

サメビタキかと思いましたが嘴が長く下尾筒が無班ですのでコサメビタキです。

コサメビタキ背面です。



 

 

 コサメビタキ・エゾビタキ ・キビタキの背面 比較画像 

左からコサメビタキ・エゾビタキ ・キビタキです。


コサメビタキは晴天時でも日陰でも灰色
エゾビタキ は晴天時は灰褐色、日陰では濃い灰色に見えます。
キビタキオリーブグリーンです。

エゾビタキ 

エゾビタキは顎線が濃く下面に縞模様が縦にはっきりしています。

 

 

キビタキ(雌)

キビタキもお腹に模様がありますが薄くまだらです。

 

 

 

 

コサメビタキ

夏鳥 スズメ目ヒタキ科 
全長約13㎝ <生息地> 森林 公園
主な食べ物  :  昆虫 木の実

蜘蛛の糸を運ぶコサメビタキ

コサメビタキ夏鳥で春に繁殖のため東南アジアから渡って来ます。この地方には4月にやって来ます。
つがいになった二羽は苔を蜘蛛の糸で固めて巣作りを始めます。卵を産むと2週間ほど抱卵し雛がかえります。
 
 

まだら模様が残る幼鳥、お腹は白くなっています。
 
食べ物は木の実や昆虫です。
繁殖期である春〜秋に観察しているのでよく虫を食べています。
 
毛虫を食べるコサメビタキ

エゾビタキ

旅鳥 スズメ目ヒタキ科 
全長約12~14㎝ <生息地> 森林 公園
主な食べ物  :  昆虫 木の実

旅鳥であるエゾビタキは夏はシベリア南部あたりで繁殖し、秋になると越冬地のフィリピンやニューギニアに渡ります。この地方には秋の渡りの時期9月下旬から10月上旬に通過していきます。

似ている鳥に挙げられるコサメビタキ、サメビタキは夏鳥です。

 

主な食べ物は昆虫や木の実で、私が観察している時はほぼ昆虫を食べていました。

群れというわけではないですが、コサメビタキキビタキヤマガラシジュウカラと同じ場所で採食し同じようなコースで木々の間を飛んでいました。

 

エゾビタキの雄雌は同色です。

 

 

 

 

参考
BIRDER 2015年5月号

新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)
♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版

 

コサメビタキ×サメビタキ×エゾビタキの見分け方が掲載されています。

 

 

図柄が大きくて見やすいので最初に買った図鑑です。子供向けながら大人でも見て読んで楽しめます。

 

 

ホオジロの識別のために購入しました。野鳥観察に慣れてきたらこの図鑑を読むとさらに深く楽しめます。