この記事はキビタキの幼鳥〜若の第一回冬羽、第一回夏羽について書いています。
雛〜幼鳥の記事はこちらで書いています。
キビタキ幼鳥〜第一回冬羽
散策で出会ったキビタキ、雌か雄の若です。
キビタキ(雄)は第二回冬羽で完全に換羽するので それまでは雌と同色もしくは部分換羽となります。
9月下旬撮影
よく見ると羽は揃っていますが嘴の基部がまだ幼鳥のようでおそらく幼鳥〜第一回冬羽だと思います。
嘴の幅が広いです。
別の雌(成鳥)を見てみると違いがわかります。
キビタキ(雌)成鳥
この子は大人の嘴をしています。
そしてこちらは雄の若かなと思います。
キビタキ(雄)第一回冬羽
10月上旬撮影
- 雨覆に白い紋
- 目の上にうっすらラインがあること
- 中雨覆あたりが黒くなり始めている
以上のことから第一回冬羽の雄ではないかと考えました。
もしかしたらマミジロキビタキ(雌)ということもないわけではないのかな。
腰のあたりが撮影できればよかったのですが撮れたのは横向きだけでした。
ここからは雄の夏羽を見ていきたいと思います。
キビタキ(雄)第一回夏羽
成鳥のキビタキが高い木の上でさえずっている頃に低いところでよく出会うのが換羽中の雄です。お腹あたりがまだ黄色くなっていません。
こちらは黒い部分がまだ薄い子です。
なんとなく幼く見えますね。
藪の中で出会ったこの雄も前から見るとこんなにも凛々しいのですが
後頭部は冠羽中です。
4月下旬撮影
さえずりの練習をしていました。
以上が幼鳥〜第一回冬羽、夏羽でした。
今年出会った冠羽中の雄たちも来年にはきっと美しい黄色になって戻って来てくれることでしょう。これからみんな南へ渡って行きますね。
無事に西南諸島、東南アジアへ渡れますように☆
参考
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版
参考
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版
図柄が大きくて見やすいので最初に買った図鑑です。子供向けながら大人でも見て読んで楽しめます。
ホオジロの識別のために購入しました。野鳥観察に慣れてきたらこの図鑑を読むとさらに深く楽しめます。