ちひさき鳥日記

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キビタキとオオルリの雌の見分け方

 

キビタキオオルリの雌の見分け方

 

この記事ではキビタキオオルリの雌の見分け方と見つけ方について書いています。

 

 

 

 

キビタキオオルリの雌 比較画像

近くで観察できる場合はオオルリの方が一回り大きいので見慣れると目視で識別できます。
明るいところであれば背中の色がオリーブグリーンであればキビタキだと分かります。オオルリは頭から尾の先まで濃淡のない茶褐色です。
子育て中でもそれ以外の時でもどちらかというとオオルリの方が警戒心が強いと感じました。
 
 
 
 

キビタキ(雌)の特徴

・全長約14㎝
・背の色がオリーブグリーン 翼や尾羽は茶褐色
・お腹はうっすらとウロコ模様があり やや黄味がかっている
・嘴がオオルリに比べて短め
・枝に対して斜めで やや前のめりにとまる 
 
 
 

オオルリ(雌)の特徴

・全長約17㎝
・背面は頭から尾羽まで茶褐色
・お腹は茶色がかった白
・嘴がキビタキより太く長め
・喉に白い部分がある
・重心が真ん中で縦型にとまる 
 
 
 
 
オオルリは首(喉のあたり)に白い部分があります。

 
 
 
5月ごろになるとつがいになっている可能性もあります。雄を先に見つけてその近くで雌が出てきてくれるのを待つという方法もあります。
 
ここからはそれぞれの雄とよく出会う場所などを見ていきます。
 
 
 

キビタキの見つけ方

キビタキ(雄)


 美しい黄色が特徴ですが個体によって範囲や濃さに違いがあります。
若い雄の場合、頭や翼に灰色が混じっていることがあります。

 
 
キビタキ(雌)

雄の後を追うように一緒にいました。背中はオリーブグリーンで首からお腹にかけて薄くまだら模様があります。この画像では濃いめに映りましたが白っぽくてほとんど目立たない子もいます。オオルリに比べて嘴がやや短く丸みがあります。
 
よく出会う場所
・水浴びができる浅い水辺がある
・羽虫や幼虫が多い木の側(桜の木など)
シジュウカラメジロなど留鳥の群れがよくいる場所
 
キビタキの雄は何と言ってもさえずりがよく響きます。雌への求愛や縄張りの主張のため見つけやすい枝に止まって大きくさえずっているので少しずつ近づいて探します。
雌は雄の近くの木の陰にいることがあります。低い場所にもいる可能性があるのでゆっくりと近づいてみてください。

 

オオルリの見つけ方

オオルリ(雄)

オオルリの成鳥(雄)は濃いブルーに腹部は真っ白な美しい羽色をしています。全体が青くなるまでは2〜3年かかります。鮮やかなブルーで目立ちそうなのに森の中の木陰に入ると意外と馴染んで見つけづらい色なんですよね。大きさはキビタキより一回り大きな印象です。

 

オオルリ(雌)


この雌は子育て中で雄が雛をお世話している側でひと休みしていました。

オオルリ雌は頭から尾羽まで背面が濃淡のない茶褐色です。木にとまる時は重心が真ん中でキビタキに比べると縦型にとまります。

 

よく出会う場所

・山の斜面 坂になっているところ
・羽虫、幼虫がいる木(桜の木が多い)
・少しひらけた広場の近く
・林の中でヒヨドリがよくいる場所
 
斜面になっているところを好み雄はそこの目立つ木に止まり囀ります。
林の中の少しひらけた場所でフライキャッチをして採食しています。子育て中はヒヨドリや他の鳥が多い場でよく出会いました。

 

また9月ごろになると今の場所にも慣れてきて警戒心も減ってきます。10月中旬には南へ行ってしまうのでその期間が見つけやすいです。
 
 
 

 

以上が『キビタキオオルリの雌の見分け方』でした。

 

キビタキオオルリの幼鳥はこちらで紹介しています。

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参考 : 新版 鳥 恐竜の子孫たち (小学館の図鑑・NEO)

 

参考
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)

♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版

 

 

図柄が大きくて見やすいので最初に買った図鑑です。子供向けながら大人でも見て読んで楽しめます。

 

 

ホオジロの識別のために購入しました。野鳥観察に慣れてきたらこの図鑑を読むとさらに深く楽しめます。