この記事ではヒタキ科の中でも大型のツグミ類、クロツグミとアカハラについて書いています。
私の観察している地域ではクロツグミとアカハラは4月〜5月頃の同じ時期に見られます。
クロツグミ (雄)
5月、山の中でクロツグミのつがいに出会いました。
雄は警戒心が強く距離がありましたが、雌はお腹が空いていたのか近くで虫を探していました。
クロツグミ (雌)
スズメ目ヒタキ科
全長約21.5㎝ 食べ物 : 木の実 昆虫
<生息地> 森林
東海地方では夏鳥
森の中に響く爽やかな声でキーコキーコキョロンッと複雑に囀ります。低地〜山林で繁殖します。
雄は頭から背中、尾羽まで黒色で白い腹部に黒いまだら模様があます。嘴とアイリング、足が鮮やかな黄色です。
雌は全体が雄より淡く頭から尾まで灰褐色で下面は雄と同じく腹あたりが白色で茶色のまだら模様があります。脇が赤褐色、嘴と足は濁った黄色です。
昨年もこのあたりでクロツグミ(雄)が採食していて同じ雄かもしれません。このペアがここで繁殖しないかなと期待しています。
アカハラ (雄)
スズメ目ヒタキ科
全長約23〜24㎝ 食べ物 : 木の実 昆虫
<生息地>森林・公園
東海地方では夏に見られる
雄は顔と喉が黒っぽく、雌は淡い灰褐色の眉斑があり喉が白い個体が多いとされています。
アカハラ (雌)
本州中部以北で繁殖し、本州以南で越冬する留鳥です。
本州中部の繁殖地は標高1000m以上のため平地や低山で見られるのは移動中の4〜5月頃です。
シロハラは冬鳥ですが4月下旬まで見られます。繁殖地から来たばかりの秋頃は警戒してなかなか姿を見せてくれませんが春にはすっかり慣れてかなり近くで観察できます。
シロハラはG99Dを買った時もたくさん撮らせてもらいました。
むちむちしたしたお腹を撫でてみたい。
以上が『ヒタキ科の大型ツグミ類・クロツグミとアカハラ』でした。
夏は虫除け対策必須ですね。
参考
♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第4版
新版 鳥 恐竜の子孫たち(小学館の図鑑 NEO)
識別はこちらの2冊を参考にしています。
識別のポイントが写真付きで細かく紹介されているためとてもわかりやすくオススメです。